株式会社構造計画研究所

Kyoko Kishi

岸 杏子さん

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Noriko Sekiguchi

関口 敬子さん

性別、年齢、国籍を問わず活躍できる職場です

新事業立ち上げで、クライアントの幅広いニーズにこたえる

「学問知と経験知による知の循環から生み出される工学的手法に立脚したユニークなソリューションを提供することにより、高付加価値を実現する組織」。これをミッションとし、工学知でよりよい社会づくりを目指す、構造計画研究所。

アメリカのクラウドベース・メールインフラストラクチャーであるSendGrid のユーザーサポート、マーケティング、新規顧客開拓などは、2013年に立ち上げられた新事業である。

無償・有償バージョンがあり、クライアントの幅広いニーズに対応できることから、企業のみならず個人の利用者も少なくない。

関口敬子さんと岸杏子さんは、事業開発部でSendGridのチームに所属。和やかな雰囲気の中で、仕事を楽しんでいる姿が印象的だ。

関口 私は学生時代に情報工学を専攻していました。けれど、就活の際には専攻を活かして何をしたいというよりも自分に合った会社で働きたいと思っていました。構造計画研究所の名前は就活サイトのバナーを見て知り、そこから説明会で所員と話をすることができ、好印象を持ちました。

ギスギスしたところがなく、所員の温厚な人柄や自由な社風に引かれました。実際に入社してからも、就活の時に感じた会社のイメージとのズレはありませんでした。

 雰囲気の良さは、私の場合も入社を決める大きなポイントでした。もともとは大学院時代の研究に関連する「シミュレーション」というキーワード(構造計画研究所ではシミュレ ーションを扱う部門が複数ある)に興味を引かれて選考に応募したのですが、選考が進むにつれ雰囲気の良い会社だな、という印象が強くなりました。他にもっと大きな会社からも内定をいただいたのですが、そこよりも構造計画研究所のほうが若いうちから色々な仕事を任せてくれそうだったのも魅力でした。入社後は、社員のためになることや、面白いことには積極的なサポートを惜しまない、会社のあたたかさや、フットワークの軽さに魅力を感じています。

岸 杏子 さん

事業開発部 SendGridチーム

若いうちから仕事を任される社風に魅力を感じて入社。学びが多く、その環境が自分の成長に繋がっていると実感します。

私の息抜き

会社の屋上にて、社内の有志で汗を流す

関口 2006年に入社後、私は8年間製造・ビジネスソリューション部に所属していました。入社1年目から、要件ヒアリング―仕様決め―開発―保守などの様々な業務を経験させてもらい、技術者としての基礎を身に付けることができたと思っています。2013年にSendGrid 事業の立ち上げと同時に今の部署に移ったのは、新しいことに挑戦して技術者としての幅を広げたいと思ったから。ただ、異動から2カ月後にはSendGrid の提供を開始するという公式発表が決まっていたので、その期間は本当に大変でした。なにしろ新事業なので、一から学ばなければならないことが山積み。

その全てを一気に解決することはできないので、それぞれ小さなタスクに落とし、地道に一つずつ潰していくやり方でなんとか乗り越えました。立ち上げから一緒にやってきたチームメンバーは皆その体験を共有しているので、絆は深まりましたね。

 私は今年入社3年目なのですが、入社して半年間の研修を経た後、SendGrid チームへの配属を志望しました。

業務内容は大学での専攻分野とは違いますが、新事業ということでこれから成長していく可能性を感じたことが大きかったです。実際に、ユーザー数拡大のためのマーケティングなど、日々学ぶことがたくさんあります。はじめは自分で何がわからないかもわからない、という状態で、先輩に質問しようにも、そのタイミングがわからなくて失敗した経験もありましたが、日々の業務を通して学び、乗り越えた感じですね。

このチームで仕事をしていて何よりうれしいのは、クライアントから良いフィードバックをいただく時です。SendGridを使ってよかった、助かっていると言っていただけると、心からやりがいを感じます。

「論理的思考」が、クライアントに喜んでもらえる仕事をするために役立っている

関口 理系の場合、学生時代に論理的な思考方法を叩き込まれていると思います。私は仕事をするうえで「よく考える」ということを大切にしているのですが、これは理系っぽい信条なのかもしれません。クライアントからリクエストをいただいたら、その内容をそのまま受け止めるのではなく、なぜそういうリクエストが生まれたのか、問題点はどこにあり、その問題を生んだ原因は何なのか、と何段階もの「なぜ」をさかのぼり、本当に相手が困っていることは何なのかを探る。それと同時に、そこに問題があるならば、今はまだ問題にはなっていないけれど別の分野にも改善点があるのではないか、と視野を広げてみることが、顧客満足度を高めるのにも役立つと考えています。

関口 敬子 さん

事業開発部 SendGridチーム

ボーダーレスに活躍の場が与えられる会社で、勢いのある新事業に大きなやりがいを感じています。論理的に説明する力は社内でもクライアントに対しても必要なスキルです。

仕事のモットー

世の中で一番贅沢なことは
人の為に一生懸命尽くして
その人の喜ぶのをひそかに見て楽しむことだ

— 株式会社 構造計画研究所
創業者 故 服部 正

 私も「考える」ことは大切にしています。ユーザーサポートは対面ではなくメールでのやり取りになることが多いので、特にメールの文字の背景にあるものを考える、ということを意識してやっていますね。それに加え、私は性格的に少しでもネガティブな考えが入り込むとアイデアが浮かばなくなってしまうところがあるので、意識的にポジティブでいることを心がけています。マーケティングの施策を考えることは、学生時代の「仮説を立て、実験手法を考え、結果を検証する」こととリンクする部分が大きく、どちらも迷いが生じて考えが止まってしまうと、そこから先に進むことができなくなってしまう。そうならないよう、ネガティブに傾いてきたなと感じたら、ちょっと外を散歩してリフレッシュしてくるなど、気分転換を図るようにしています。

関口 構造計画研究所では、所員の専門分野も幅広いです。性別、年齢、国籍、学生時代の専攻を問わずチャンスを与えられる社風は、普段から論理的に考えて相手とのコミュニケーションをとる習慣につながっているのかもしれません。伝えたいことをデータとしてアウトプットし、論理的に説明する力は、社内でもクライアントに対しても必要なスキルだと思います。SendGrid チームでの業務と学生時代に勉強したことは直接つながってはいませんが、仮説を立て、検証し、結果について考えて改善し、次に活かすというプロセスは、日常の業務にも不可欠ですね。

 先ほどリフレッシュと言いましたが、チームで仕事を続けていくうえでのコミュニケーションとリフレッシュは、とても大切なことだと感じています。例えば、SendGridチームの場合、ユーザーサポートが大切な業務なので、常にユーザーサポート隊が稼働中でなければなりません。チームが一斉に休めない代わりに、しっかりとコミュニケーションをとって、上手にスケジュールを調整し、交代で休んでいます。普段も、社内のクラブ活動などで先輩、後輩問わず話をする機会があるので、そうした機会にケースバイケースで近しい存在の人に相談してアドバイスをもらえるのは、一人で行き詰らないようにするためにも助かります。同時に、そこからの学びも多いと感じています。今のチームでは、こんな風に多くの人たちとのコミュニケーションを大切にしながら、皆がそれぞれ自分で仕事と勉強、プライベートとの両立を心がけていると感じます。また、会社全体としても、「問いかける」コミュニケーションを大切にしていて、時に「構造計画研究所という場を使ってどんなことをやりたいの?」と確認しあったりしています。

常に学び、成長を続ける。それが誰かの幸せにつながるような仕事を、全ての所員が目指している会社

関口 構造計画研究所の創業者である故服部正博士は、「世の中で一番贅沢なことは 人の為に一生懸命尽くして その人の喜ぶのをひそかに見て楽しむことだ」という言葉を残されました。私はその言葉が大好きで、自分もそういう働き方をしていきたいと思っています。将来的には広範な業務の中から何かに特化して専門性を深め、技術面での自分の武器を得たいです。これから社会に出るリケジョの皆さんは、就活や将来への不安や焦りもあると思いますが、自分を偽らないという点にはこだわってほしい。特に就活においては、自分自身の素直な熱い気持ちをぶつければ、きっと自分に合った会社と出会えると思います。

 私はまず今の仕事のレベルを向上させたいです。

SendGrid チームは、社内でもウェブマーケティングに力を入れているので、このチームで学んだマーケティングやユーザーサポートのスキルを他の部署でも活用できるようにしたいと思います。いずれ、営業的なことにも挑戦してみたいですね。就活中のリケジョの皆さんには、視野を広げ、自分が何をしたいのかを考えながら就活をする方が、きっと5年後、10年後の自分のためになる、ということを忘れないでほしいと思います。どうしても、目の前の会社、説明会、面接といったことに集中するあまり、視野が狭くなってしまいがちなので、もっと大きな、長期的な枠組みで今の自分と将来の自分を考えることを心がけてほしいです。

取材・文/足立恵子、合津玲子、鈴木理恵子
写真/三浦義昭、川崎聡子

株式会社構造計画研究所

構造計画研究所は1959年の設立以来、大学・研究機関と実業界をブリッジするデザイン&エンジニアリング企業として、社会のあらゆる問題を解決し「次世代の社会構築・制度設計」の促進に貢献してきた。免震・制震・耐震技術による超高層や特殊建築物の構造設計業務のほか、地震・津波・土石流などの建築物を取り巻く自然と環境の解析やシミュレーション、そしてそこに必ず存在する人間の行為を含めた社会・コミュニティの抱える問題の解決を支援する業務など、先進的なビジネステーマ・技術に取り組んでいる。今後も、「工学知(エンジニアリング)」を活用して、着実に課題が解決されている豊かな知恵にあふれた未来社会を実現するための先導役でありたいと願っている。

構造計画研究所では長年にわたり性別・国籍・年齢などに区別なく活躍できる場を所員に提供してきた。

新卒・キャリア採用を毎年継続して実施しているので、興味のある方はぜひ専用サイト(http://www.kke.co.jp/recruit/)からご応募を。

  • 本 社東京都中野区本町4-38-13 日本ホルスタイン会館内
  • 代表者服部正太
  • 連絡先TEL: 03-5342-1100(代)
  • URLhttp://www.azbil.com/jp/