The Japan Times

SPRING 2018仕事の転機をつかむ!!

仕事の選び方・転機 ダイバーシティ推進企業特集

Career Report
社会貢献度の高い意義ある仕事さらに働きやすい環境整備を推進中

メドトロニック

メドトロニック
松田 眞一郎さん×松田 梓さん

どう自分に合った働き方を模索し、キャリアアップを図ればよいのか、また今の時代、どのような人材が求められているかは誰もが気になるところ。
現在の職場を選んだきっかけ、仕事を進める上での信念などと合わせ、話を聞いた。

松田 眞一郎さん
ニューロバスキュラー事業部 事業部長
専門性の高い機器を製造から手がけているメドトロニックに魅力を感じて入社。複数の事業部でキャリアを築き、現在は事業部長として活躍している。部内の働き方改革にも積極的に取り組んでいる。
松田 梓さん
CRHF 事業部 営業本部
大学で医療社会学を学び、2013年新卒で入社。ニューロモデュレーション事業部に配属され、製品の普及活動を通してキャリアを築く。社内公募にて2017年6月より現事業部に異動し、新製品「植込み型心臓モニタ」の営業として活躍している。

人を助ける仕事に惹かれて ヘルスケア業界を志す

世界で初めてペースメーカを開発した企業として著名な医療機器大手のメドトロニックは、神経系疾患や心臓血管系疾患などの治療に欠かせない医療機器、サービス、ソリューションを提供するグローバルヘルスケアソリューション企業。メドトロニックとして製品の開発から営業までを一貫して社内で扱える点が強みで、画期的な医療技術の導入により世界をリードしてきた。今回は、脳血管内治療を扱うニューロバスキュラー事業部長として部内の働き方改革を進める松田眞一郎さん、植込み型心臓モニタの営業を担当する松田梓さんに、ワークスタイルや仕事のやりがいについてお話しいただいた。

松田(梓)学生時代は医療社会学という分野を専攻し、僻地医療について研究していました。以前は、医師は雲の上の存在というイメージを抱いていましたが、フィールドワークを通じて医師一人一人の環境や心に触れる中で、医療従事者を支援する仕事をしたいと思うようになったのがヘルスケア業界を志したきっかけです。就職活動を経てメドトロニックと縁があり、入社しました。じっとしているのは向かない性格なので、当初から営業職希望でした。最初は、神経の働きを調整して症状を緩和する医療製品の営業を経験し、現在は不整脈や心不全などの慢性疾患を対象とする製品を扱う事業部で「植込み型心臓モニタ」の営業をしています。

松田(眞)私の場合、母が看護師だったこともあり、医療界が常に身近にあったこと、そして社会貢献度が高い職種ということでこの業界に入ってから30年以上になります。専門性の高い機器を製造から手がけているメドトロニックに魅力を感じ、入社しました。現在は、ニューロバスキュラー事業部でチームを率いています。事業全体を統括する立場ですが、重要な役割の1つが働き方改革推進で、特に力を入れて取り組んでいるところです。

松田(梓)入社して3年半ほど経つと仕事にも慣れ、営業が面白くなってきました。職種を変更するよりも営業職としてキャリアアップしたいと考え、そしてほかの製品や治療領域でもどこまでやれるのか自分を試してみたくなり、社内公募に応募して、昨年6月に現在のポジションに異動してきました。北関東が担当エリアで、週の大半はホテルに滞在しながら域内各地の病院を回る生活です。取引先の病院で、臨床医の先生方と打ち合わせを行う中で、どうしても訪問が診察後の遅い時間になったり、週末に学会に参加する必要が出ることもあります。しかし、仕事の合間にジョギングに出かけるなど、うまく気分転換をするよう心がけています。休日出勤があった場合は、必ず平日に振替休日を取るようにもしています。

残業の削減や休暇取得の奨励など 働き方改革の成果が実る

松田(眞)積極的な休暇の取得は、会社としても奨励していることです。業務の効率化・簡素化にも全社的に取り組んでいて、例えば「深夜から早朝と土日のメール送付原則禁止」という施策を実施したところ、社内でやりとりされるメールの数が30%ほど減りました。こうした取り組みで生産性が向上しています。売上が落ちるといったネガティブな影響もまったくなく、手応えを感じています。個人的な目下の課題は「やらなくてもよいことはあえてやらないこと」です。ボスが動くと、部下の仕事が増えてしまうので、なるべく任せようとしています。その一環として、勤続20年、結婚30年の節目にあたるこの年末年始に24日連続の長期休暇を取りました。その間、部署内で何も大きな問題は起こらなかったので、上司が率先して休暇を取り、範を示すことも大切だなと、思いを新たにする機会となりました。

松田(梓)働き方の多様性が認められている社風があると思います。今後、出産や子育てなどのライフイベントを経験することになれば、そのときにキャリアについて会社と話し合うことができる環境があります。柔軟にキャリアを調整しながら働き続けている先輩方を見ているので、そのようなことがあったら仕事を辞めなければならないのでは…といった不安はまったくないですね。

松田(眞)実際、管理職の女性も多く活躍しています。私自身は、10年ほど前に初めて年下の女性の部下になりました。彼女は海外生活が長かったのですが、それまでのいわば「自身の背中を見て育て」風の上司とは違い、各自の強みと弱みを話し合って役割分担を明確にするというアプローチで、非常に働きやすくなったことが印象的でした。私のキャリアプランについても本気で一緒に考え支援してくれたおかげで今の自分があると感謝しています。ここ10年で合計3名の女性上司の下で働いていますが、異なる視点からの指摘などを受けて学ぶべき点が多々あり、自身の成長につながっています。

松田(梓)弊社は日本の平均的な企業と比較すれば女性の活躍度は高い方だと思いますが、まだ伸びしろがあると感じます。グローバルでの女性の活躍に対する当社の施策・支援はかなり充実しているので、これからはそれを日本に合う形で展開していく必要があると思います。

松田(眞)その1つとして「Iku Boss Program (仕事と育児/介護の両立を目指すマネジャー育成プログラム)」「Smart Project (業務の効率化と簡素化を実行するプロジェクト)」などを設け、ワークライフバランスに考慮した働き方を通して、未来の自分へ自己投資する機会の一助になればと考えています。キャリアプランと同時にスキルアップの機会も提供していきたいですね。なお当社には「Medtronic Women’s Network」という枠組みもあり、私は設立にも携わりました。これはダイバーシティ推進の取り組みの 1 つで、世界規模の会議もあります。他国の女性の活躍を見て、自身のキャリアや日本の課題を考えるきっかけになっています。

製品が人の役に立っていることを実感 それがやりがいに

松田(梓)現在、比較的新しい分野の製品を扱っていて、お客さまである医療従業者の方々からの学びが多いことや自分との話し合いを通じてお客さまが製品の必要性に気付いてくださる過程が面白く、やりがいにつながっています。初めて当社の製品を選択してくださる先生がいて、その治療効果を享受される患者さんがいる。自分がそこにいなければ始まらなかった展開にワクワクします。仕事で大切にしているのは、営業では場合により未知の地に踏み入っていくので、お客さまの置かれている環境や土地柄、つまり担当地域の特性を理解しようと努力すること。簡単にいえば、街歩きやご当地名物を楽しむことです。地域を知ることで、営業先とのコミュニケーションもスムーズになり、趣味と実益を兼ねています。

松田(眞)私自身は、直接のお客さまである医療従事者の方々、患者さん、部下を含め「みんなが笑顔になる」にはどうしたらいいかを常に念頭に置いて仕事を進めています。たとえば、パーキンソン病の患者さんが当社製品を脊髄に埋め込むことで自立歩行が可能になった姿を実際に目にしたとき、とてもうれしかったですし、この仕事をしていてよかったと思いました。

松田(梓)ときに判断に迷うこともあります。マニュアルに即した選択も大切ですが、それ以上にメドトロニックにはミッションがあり、これに従って判断することも大切にしています。結果として生まれたビジネスエピソードは社内で共有され、社員のやる気にもつながっています。

松田(眞)ミッションの 1 つは人々の痛みを和らげ、健康を回復し、生命を延ばすことです。私は半期に一度は当社のミッションを読み返すようにしているのですが、それだけ読みがいのあるしっかりしたミッションがあります。読み直すたび発見があり、気持ちも新たになります。そのようなミッションが社員にきちんと浸透して、一人一人の行動にも反映されている会社だと感じます。

松田(梓)扱う製品の専門性が高いため、入社前から専門知識が必要で敷居の高い会社であると先入観をお持ちの方もいるかもしれません。私もそうでしたが、そのような心配は無用です。社内研修がしっかりしていて最初は専門性がなくても大丈夫なので、少しでも興味があれば門戸をたたいてみることをお勧めします。

松田(眞)当社は、多様な人材の採用が企業価値の向上にもつながると考えています。誠実でさえあれば、誰にでもキャリアを伸ばすチャンスのある環境も整っていますから、国籍や年齢性別などは一切気にせず、機会があればぜひ当社に応募していただきたいと思います。

松田 眞一郎 さん

これがあるから頑張れる!

ニューロバスキュラー事業部 事業部長
松田 眞一郎 さん

休日は旅行に行くなどリラックスして過ごしています。チームメンバーにも積極的にこのような時間をとってほしいと思っています

これがあるから頑張れる
松田 梓 さん

これがあるから頑張れる!

CRHF 事業部 営業本部
松田 梓 さん

1Week Vacation 制度を利用してシンガポールへ。友達に会うなど、休みも非常に充実しています

これがあるから頑張れる
日本メドトロニック株式会社
メドトロニックは1949年に米国で設立され、現在は世界160カ国以上においてビジネスを展開する医療業界におけるリーディングカンパニー。世界で年間7,000万人(2017年)を超える人々の痛みを和らげ、健康を回復し、生命を延ばすことに貢献している。メドトロニックのミッションに基づき、社員の多様性と一体感を向上し、エンゲージメントを強化する取り組みを全世界で行っている。女性社員が互いに刺激し、成長し合う場を設け、妊娠中、育児休業中の社員を対象とした在宅勤務制度を整えるなど、社員がライフステージに応じた柔軟な働き方ができる環境づくりを推進、支援している。今後、さらに高齢化が進む日本において、メドトロニックの先端医療技術や製品を求める声が確実に増えていくと思われる。能力開発の機会、やりがいのある仕事を通じて、メドトロニックには新たな成長と幅広いキャリアの可能性が広がっている。
日本メドトロニック株式会社

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