SPRING 2019グローバルな会社で働く!

グローバル企業で働く社員キャリアレポート

Career Report
課題解決のプロフェッショナル集団は、
キャリアの課題も、スマートに解決に導く

アビームコンサルティング株式会社
齋藤 麻里さん×膝附 智美さん

齋藤 麻里さん
SCMセクター シニアコンサルタント
アウトソーシング会社でIT系インストラクターなどを経験し、SAP認定コンサルタントの資格を取得。2011年に中途入社し、メーカーのSCM系改革プロジェクト等でコンサルタントを務める。2019年春に産休入りの予定。
膝附 智美さん
マネージャー
金融系パッケージベンダーのシステムエンジニアを4年間経験した後、2009年入社。保険会社のプロジェクトでコンサルタントを務める。2014年に育休から復職し、2018年、マネージャーに昇格。息子さんは5歳。

アビームコンサルティングは東京に本社を置く、日本発・アジア発のグローバルコンサルティングファーム。世界33ヵ国、65拠点、約5,000名のネットワークを通じて、幅広い業界・業務領域におけるコンサルティングサービスを提供している。グローバルスタンダードを当てはめるのではなく、企業文化や現地の価値観を重視し、お客様のビジネスを支援するコンサルティングスタイルが強み。クライアントの「リアルパートナー」として中長期的な信頼関係を築き、高いリピートオーダー率を実現している。その最前線でコンサルタントとして活躍する膝附(ひざつき)智美さん、齋藤麻里さんに、キャリアの歩み、プライベートと両立できる働き方などについてお話しいただいた。

「本当に必要とされる仕事」に出会えた

膝附学生時代のゼミは証券論でした。金融に興味があったのですが、デジタル化・IT革命が急速に進む中、金融業界でも人が稼ぐ時代から、システムが稼ぐ時代になると思い、システムエンジニアになる道を選びました。新卒入社したのは、証券会社向けのディーリングやバックオフィスシステムなどを提供するパッケージベンダーでした。4年間システム開発に携わる中で感じたのが、「自社のパッケージが本当にお客様に最適なのか?」という疑問です。自社製品を売るベンダーではなく、お客様と同じ目線で、本当に必要な製品・サービスを選ぶ仕事をしたくて、アビームコンサルティングに転職しました。

齋藤大学では外国語学部で英語を専攻しました。就職活動で志したのは、明日なくなったら困るような、世の中に本当に必要とされる仕事。そして何よりも大切にしたのは「幸せな家庭を築きたい」という思いです。新卒で入社したアウトソーシング会社では、大手企業で使われるSAP社のソフトウェア教育に携わりました。この仕事はとても楽しかったのですが、描いていたキャリアとは異なる部署に異動となってしまったため、転職を決意。転職サイトで見かけたアビームコンサルティングの説明会に参加したところ、コンサルタントという仕事を熱く楽しく語る当時の役員に出会い、「この人と働きたい!」と感じて入社を決めました。日本を支える名だたる企業の変革をサポートするという立ち位置も「世の中に必要とされる仕事」という私の理想にぴったりでした。

膝附入社後は、主に保険会社向けのプロジェクトに携わっています。新規保険事業の立ち上げの支援、業務システム開発プロジェクトを管理するPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)など、取り組んできたプロジェクトは多岐にわたります。2009年に入社し、2013年に結婚・出産。2014年には育児休暇から復職しました。当初は時短勤務でも従事できるスケールのプロジェクトにアサインしていただき、半年後にはフルタイムに戻りました。子育てと仕事を両立することができ、息子はもう5歳になりました。

齋藤私が携わっているのは、メーカーなどの大手企業をお客様とした、SCM(サプライチェーンマネジメント)系の業務改革プロジェクトです。業務プロセスの改善やシステム導入に伴う要件定義・設計からテスト、稼働後のサポートまで、一貫してお客様の近くで対応しています。お客様は日本企業の場合も、外資系企業の場合もありますが、どのプロジェクトでも海外拠点とのやり取りは多く、現地に出張して多国籍のパートナーと仕事をしています。

「リアルパートナー」としてお客様と一緒に課題を解決

膝附この仕事を選んでよかったと思うのは、転職時に抱いていた「お客様と同じ目線で仕事をしたい」という気持ちが実現できていることです。アビームコンサルティングでは、クライアントの「リアルパートナー」として、最後まで一緒に目標達成に取り組む姿勢を大切にしています。コンサルタントに求められるのは「課題の解決」ですが、お客様やプロジェクトごとに、その課題は多種多様です。1つとして同じ課題はありません。その課題を1つずつクリアしていく経験を積み重ねることで、解決のスピードや精度がどんどん磨かれていきます。幅広い経験を積むことができ、その経験を通じて自らの成長を実現できるのが、私にとってのやりがいです。

齋藤アビームコンサルティングのコンサルタントは、お客様との距離が本当に近い! コンサルタントとお客様という立場を超え、目標を共有する1つのチームとしてプロジェクトに取り組むことができます。印象に残っているのは、メーカーのお客様と一緒に3年半にわたって取り組んだプロジェクトです。難しい課題もたくさんありましたが、「リアルパートナー」を実感できる距離感で乗り越えて、成果を出すことができました。プロジェクトからリリースされる時には、「明日からいなくなっちゃうなんて信じられない!」といった言葉を頂くことができ、感無量でした。人に必要とされる仕事ができるのは、私にとって何よりの喜びです。

膝附アビームコンサルティングでは、年齢や社歴、男女に関係なく、実力が評価され、意欲次第でステップアップにチャレンジできます。子育てしながらという制約のある中で、最大のパフォーマンスを発揮できるよう心掛けてきた結果として、昨年シニアコンサルタントからマネージャーに昇格できました。会社やお客様に貢献できる幅も広がるため、マネージャーにはぜひなりたかったですね。もちろん私一人の力ではありません。私の意思を汲んで仕事を任せてくれる上司の応援もありますし、一緒にマネージャーを目指そうと言える仲間にも恵まれました。そして、欠かせなかったのが「カウンセラー制度」。所属部署の管理職が中長期的な視点でキャリア形成をサポートする制度です。私の場合、1ヵ月に1度は相談し、マネージャーになるためには何が必要なのか、アドバイスを頂いていました。

自分らしいキャリア形成を後押しする制度の充実

齋藤実は私も子を授かることができ、春には産休入りを控えています。もともと「幸せな家庭を築きたい」という思いが強く、アビームコンサルティングに転職する際も、制度面の充実ぶりは重視しました。結婚してからは上司に「子どもが欲しい」と言っていましたし、お客様にもその意思を伝えていました。身近にいた産休明けの女性コンサルタントが、限られた時短勤務で結果を出している姿を見ていたため、自分が復職するイメージも描きやすかったですね。妊娠した後は、皆が祝福してくれました。上司も「時差出勤にする?」などと、いろいろな制度の活用を勧めてくれます。

膝附私は昨年、会社以外の場所でも仕事ができるFree Location制度の申請をしました。子どもが保育園で熱を出した場合に備えて申請したのですが、息子は健康過ぎて、今のところ使う機会がありません(笑)。でも、出退社時間を調整できるフレックスタイム制、Free Location制度など、選択肢が多いだけで安心できますね。アビームコンサルティングは会社として「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」の取り組みを進めています。私も育児をしながら働く女性リーダーのパネルディスカッションに参加しました。ビジネスユニット単位でも、ロールモデルになる社員の働き方をニュースレターで発信する取り組みに参加しています。

ロールモデルとなる働き方を自らが発信

齋藤私もSCMセクターのD&Iを推進する組織の事務局メンバーです。育休を取得した男性社員たちのトークセッションを開いたり、「共働き家庭における家事の分担」などのテーマで座談会を設けたりして、社員の課題や悩みを共有し、ニュースレターで情報発信しています。将来的には、管理職以上になって、「齋藤さんがこんなに楽しそうに管理職として仕事をしているのなら、私もチャレンジしてみよう」と思ってもらえて、部下が背中を見て目指したいと思えるようになりたいですね。

膝附まだ子どもが小さいので、「よく働けるね」と男女を問わず言われます。仕事と子育てを楽しそうに両立する社員の姿を見る機会は、まだまだ少ないのかもしれません。子どもがいる状態を誰もが「当たり前」だと思えるよう、ロールモデルになって働き方を発信していきたいですね。コンサルティング会社にとって、お客様に価値を提供するコンサルタント一人一人が唯一無二の財産です。「人に必要とされる仕事」「自分にしかできない仕事」を通じて、自分らしいキャリアを築いていきたい方にとって、理想的な環境の会社だと思います。

これがあるから頑張れる!

齋藤 麻里さん
シニアコンサルタント

ポルノグラフィティ、flumpoolのライブ参戦が生きがいです。地方遠征・海外遠征含め、できるだけたくさん会いに行っています。

これがあるから頑張れる!

膝附 智美さん
マネージャー

家族で国内や海外旅行を楽しんでいます。家族とのゆっくりした時間を過ごすことで、頑張るためのエネルギーがチャージされます。

アビームコンサルティング株式会社
1981年に日本で創立以来、多くの企業の経営・業務変革をサポートし、企業価値の向上に貢献。世界33ヵ国、65拠点に提携パートナーを有する。戦略、業務改革、IT、人事、アウトソーシングなどの専門知識を元に地域・業界ごとにサービスを提供する総合コンサルティングファームとして、経営理念に“Real Partner”を掲げ、クライアントとの中長期的な関係性を重視。現在はワークスタイル変革“Business Athlete”を推進し、働き方改革・多様性の尊重・健康経営にも全社で取り組んでいる。社員一人一人が価値観やライフイベントに合わせた働き方とキャリアパスを選択し、周囲がその多様性を尊重しつつ相互に刺激し合う組織としてのイノベーションと社員の自己成長を両立するプロフェッショナル集団を目指す。
アビームコンサルティング株式会社
  • 本社:
    (東京オフィス)東京都千代田区丸の内1-4-1
    丸の内永楽ビルディング24階
  • 代表者:
    岩澤 俊典
  • 連絡先:
    TEL: 03-6700-8800
  • URL:
    http://jp.abeam.com/

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